8月29日は、語呂合わせから「焼肉の日」。
焼肉の街といわれている飯田市の精肉店が、全国の人に飯田の焼肉を味わってもらおうと「焼肉のサブスク」という新たなサービスを始めました。


人口1万人当たりの焼肉店の数が全国の市で最多を誇る飯田市。

8月29日の「焼肉の日」だけでなく、2020年には、11月29日を「飯田焼肉の日」として記念日にしました。

飯田市の丸三精肉店には、焼肉の日に合わせて肉を買い求める人が訪れていました。

飯田市民:
「きょうは牛タンが好きなので、牛タンとカルビを買いました。定期的に1か月に
一度くらいは食べます」

飯田市民:
「夏は毎週焼き肉をする感じです。きょうは焼き肉の日なので、夕飯は焼き肉です(笑)」

そして、この精肉店が29日から新たに始めたのが、決まった月額で飯田の焼肉を味わえる「焼肉のサブスク」です。

丸三精肉店3代目 原大介社長:
「日本一の焼肉の街にあるコンテンツの一つ・出前焼肉を知ってもらうことで、飯田市を全国の皆さんに知ってほしい」

そもそも出前焼肉とは、丸三精肉店2代目の親男(ちかお)さんが発案したとされ、肉の注文に合わせて鉄板やガス器具などを配達し、お客さんが焼肉を楽しんだ後に回収するものです。

ゴールデンウィークや夏休みにとどまらず、市内では、週末の集まりなどでも「出前焼肉」が行われます。

しかし、このサービスは代金引換払いで提供されていて、これまでは飯田下伊那地域だけが対象エリアでしたが…。

丸三精肉店3代目 原大介社長:
「出前焼肉というキーワードが注目されるようになって、遠方の方からの問い合わせも増えたため、全国の方にも出前焼肉を知ってほしいと思って」

飯田市が誇る焼肉文化を全国へ発信したいと、出前焼肉と定期購入を掛け合わせてスタートしたのが「焼き肉のサブスク」です。

年間契約で月額は「やきにく」の語呂合わせで8929円。

月に一度、地元の肉や野菜、特製だれのセットを全国に届けます。

飯田の出前焼肉の伝統を受け継ぎ、初回に送られてくるグリル1台は無償レンタルです。

丸三精肉店3代目 原大介社長:
「出前焼き肉という飯田市特有の食文化を、日本全国の方にこんな焼き肉のスタイルがあるんだと知ってもらえたらありがたい」

店によりますと、初日にさっそく東京から申し込みがあったということです。

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