危険な場所が一目でわかる交通安全マップ。交通量の多い場所が色分けされていています。これを作った保険会社が子どもの安全に役立ててもらおうと新潟市に寄贈しました。

新潟市に交通安全マップを寄贈したのはあいおいニッセイ同和損害保険です。

走行距離や安全運転を保険料に反映していて、その走行データを生かして保育施設の周辺で「交通量」と「急ブレーキ・急発進」を発生率を可視化したマップです。

どういうマップかというと…
【記者リポート】「ここから300メートルほど先に保育園があるのですが、交通安全マップで交通量が多いとされているのはこの千歳大橋西詰の交差点付近です。お昼前でもかなりの車が行きかっています」

交通量が多い場所を色分けしたこちらのマップ。千歳大橋のたもとで交通量が多いことを示す濃い青色になっています。

4車線の国道と4車線の県道が交わる交差点で撮影した正午前でも多くの車が行きかっていました。

続いては赤く色分けされた交通安全マップ。こちらは「急ブレーキ・急発進」の発生率をまとめたものです。先ほどとは別の小学校の近くが濃い赤色で示されています。

【記者リポート】「保育園から500メートル程離れた場所に来ました。交通安全マップを見ているのですが、急減速発生率が高いとエリア、この交差点付近なんです。この交差点5つの道路が交わるいわゆる五差路となっています。交通量は多くないんですがかなり複雑な道です」

濃い赤色で示されていた場所は5つの道路が交わるだけではなく、一方通行も。取材中にも急発進する車が…

通学路にもなっているこちらの道路。近隣住民によりますと、朝の時間帯にスピードを出していく車や一方通行を逆走してしまう車も多いということです。

去年は交通事故で園児16人がけがをしている県内。

交通安全マップはこのような危険な道路を避け、交通事故を防いでもらおうと新潟市内の294のすべての保育施設に提供されました。

【新潟市子ども未来部 高橋昌子 部長】「各園で普段の活動の中に危険がどこに潜んでいるかを確認しながら活用していってほしいなと思っています」

交通安全マップは順次、市内の保育施設に配られるということです。

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