チケットの売り上げに伸び悩む来年の大阪・関西万博。大阪府と市は、ネット上で購入できる入場券の購入などを手助けする「サポートデスク」を設ける予定です。

来年の万博の入場券は、去年11月30日からインターネット上で販売されていますが、博覧会協会によりますと、8月21日現在で約450万枚が売れているものの、協会が立てた前売り券販売の目標(1400万枚)の3割余りにとどまります。

その原因の1つともいえるのが、入場券の購入の難しさ。大阪府と市が今年7月に府内の約1000人を対象に行ったアンケート調査では、全体の6割程度が「現在のチケット購入方法を複雑」と思っているという結果が出たといいます。

府と市でつくる万博推進局によりますと、役所などの公共施設や大型のショッピングセンターなどに、入場券購入のための「サポートデスク」を設ける予定だということです。早ければ9月中旬から稼働させ、万博閉幕まで設置するとしています。

(大阪府 吉村洋文知事 8月28日)「万博に行きたいんだけれども、ちょっと予約が難しくて入りにくいねという方のサポートをする。万博に行きたいんだけど行きにくいという方をできるだけなくしていきたい」

サポートデスクでは、今後行われる入場日時予約やパビリオン予約の手助けも行う予定だということです。

事業費は約2億4000万円を見込んでいるということです。

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