気象庁はさきほど、線状降水帯が発生する可能性をおよそ半日前から知らせる予測情報を山口県と九州、四国に発表しました。

台風10号の影響で、▼奄美地方除く鹿児島県と宮崎県では引き続き、あす午前中にかけて、▼山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県ではあす午後にかけて、▼徳島県、愛媛県、高知県ではあす夜にかけて、線状降水帯が発生し、大雨災害の発生する危険度が急激に高まる可能性があるということです。

予想される24時間雨量は、多いところで▼あす午前6時までは九州南部で600ミリ、九州北部と四国で400ミリ、東海で300ミリ、▼あさって午前6時までは四国で400ミリ、九州北部と東海で300ミリの大雨となる予想となっています。さらに、線状降水帯が発生した場合には、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあるということです。

非常に強い台風10号は、午前4時には鹿児島県薩摩川内市の南南西およそ40キロにあって、1時間におよそ15キロの自転車並みの速さで北へ進んでいます。

今後、非常に強い勢力を維持したまま北上し、あすにかけて九州に上陸するおそれがあるとして、気象庁が最大級の警戒を呼びかけています。

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