国民健康保険は現在、保険料の水準が各市町村で異なるため、青森県国民健康保険団体連合会は保険料が統一できるような施策を講じることを宮下知事に要望しました。

県国民健康保険団体連合会の理事長を務める黒石市の高樋憲市長は宮下宗一郎知事を訪ね、要望書を手渡しました。

連合会によりますと、自営業者や農家などが加入する国民健康保険は、市町村単位で保険料を決めているため同じ所得水準、世帯構成でも額は異なります。

昨年度、1人あたりの保険料の平均が最も高かったのは平内町で年間約17万4000円。これに対して、最も低い鶴田町は年間約7万で、10万円以上の差があります。

このため連合会は県に保険料が統一できるよう施策を講じることを求めました。

県国民健康保険団体連合会 高樋憲理事長
「(統一化は)至上命題ですので、確実にクリアしていかなければいけない。そのための課題を一つ一つ整理して県のリーダーシップのもとで課題を解決しながら(目標の)令和12年の統一化に向かっていかなければいけない」

要望に対して、宮下知事は県民の理解を得ながら進めることが大事であり、1つずつ着実に進めたいとこたえています。

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