原子力規制委員会はきょう、福井県の敦賀原発2号機について、規制基準に適合しないとする「審査書案」を了承しました。事実上、再稼働を認めないとの判断が示されたことになります。
敦賀原発2号機をめぐっては先月、原子力規制委員会の審査チームが原子炉の真下にある断層について、活断層であることを否定できないとして、規制基準に適合しないと結論づけました。
規制委員会はきょう定例会合を開き、審査チームの結論をまとめた「審査書案」を了承しました。
規制委員会が「審査書案」を了承したことで、事実上、再稼働を認めないとの判断が示されたことになります。
規制委員会はあすからパブリックコメントを実施して、広く意見募集を行ったうえで正式に決定する方針で、決定されれば規制委員会が発足してから初めて、再稼働を認めない判断が正式に示されることになります。
一方、事業者の日本原子力発電は追加の調査をしたうえで改めて審査を求める考えを示しています。
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