1次産業の働き手不足を解消しようと「ある業界」からの再就職を見据えたインターンシップが、北海道江別市で行われました。

子牛を相手に奮闘中の2人…

 太田湧一朗記者
「藁の香りが漂う牛舎で仔牛の飼育をしているのは自衛隊隊員の方々です」

 20代と50代の自衛隊員です。

実はこの2人、もうすぐ自衛隊員としての任期が終了します。

 江別市にある農業法人の牛舎で27日行われたのは、退職を予定している自衛隊員向けのインターンシップ。

1次産業での人手不足を解消しようと、北海道が企画しました。

農業の現場は体力が勝負。

隊員時代に培ったスキルを活かした活躍が期待されます。

 Kalm角山 渡邊工(わたなべ・たくみ)副社長
「もともと体を使う仕事の方々なので思った以上に動けたのかな。免許は特殊なものを持っている人が多いと聞いた。(大型機械などの)操作で力になってもらえると思う」

 自衛隊員
「1頭どれくらい(搾乳に)かかるんですか」

Kalm角山 渡邊工(わたなべ・たくみ)副社長
「搾る時間7分くらい」

 27日は、牛舎を清掃したり藁を交換したりする作業を2時間ほど体験しました。

 自衛隊札幌地方協力本部 五十嵐港 援護班長
「(参加者から)再就職の参考となったという感想があった。これからも農業について隊員に周知をしてより一層この業界(農業)に興味を持ってもらえるようにしていきたい」

 防衛から農業へ。

次のステージで彼らが守るのは「食の未来」かもしれません。

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