ゆっくり接近する台風10号の影響で山梨県内はあさって29日から広い範囲で警報級の大雨となる恐れがあります。

こうした中、収穫を早めるなど県内の農家も対応に追われています。

気象庁によりますと、非常に強い台風10号は、日本の南にありゆっくりとした速さで西北西に進んでいます。

山梨県内は、あさって29日から31日にかけて雨が強まる見込みで、広い範囲で警報級の大雨となる恐れがあります。

台風の接近を受けて、山梨市のモモ農家は、収穫を早める対応に追われていました。

モモ農家:
「欲を言えば2回か3回に分けて収穫したいけど、落ちてしまうとお金にならないので、真っ赤に大きくなったモモはとっている」

きょう収穫が行われたのは「さくら」という品種で、収穫を2、3日早めました。

ただ、まだ糖度が高くないモモは収穫できないため、台風による強風に不安が残ります。



モモ農家は:
「台風を動かすわけには いなかいから どうにもならないけど、モモが落ちるのではないか、という不安はある」



なお、きょうの県内は大気の状態が不安定となっていて、夜遅くにかけて激しい雨が降るところがある見込みです。

発達した雨雲がかかり続けた場合、警報級の大雨となる可能性があり、気象台は低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。

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