新潟県 佐渡市で養殖される冬の味覚、カキを夏でも出荷しようと、海洋深層水を使って試験的に育てる試みが行われています。27日、そのカキの試食会が開かれました。

プリッとした大粒の身が食欲をそそります。
【市場関係者は】「すごくおいしかったです。うま味もすごくありましたし」

試食しているのは市場関係者。
新潟市で27日、佐渡のカキの試食会が開かれました。

このカキ、実は佐渡沖水深300メートルで採取した海洋深層水。
この海洋深層水の水槽に半年間入れられていたものです。

海洋深層水は水温が4度前後のため産卵の時期を遅らせ、夏でも身の引き締まったカキが出荷できるようになります。

冬がシーズンの佐渡のカキ、夏場の収入確保に向けた新しいプロジェクトです。
【新潟水産市場 藤田晋 社長】「夏場に安定してこの感じでいただけそうなので期待できるかなと思いますね」

【加茂湖漁業協同組合 山本博文 組合長】「夏場に販売できるという形にしてですね、カキをやっているカキ漁師の収入を少しでも多くしたい」

この海洋深層水で育てられた養殖カキは来年から本格的に出荷する予定です。

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