16年以上料金が変わっていなかった富山市の水道料金について、改定に向けての審議が26日始まりました。
富山市の水道料金は、消費税率の改定に伴う引き上げを除き市町村合併後の2008年から16年以上、料金が改定されていません。
この間、人口減少などで水道料金による収益は減少し、2010年に最高およそ62億円あった収益は昨年度はおよそ56億円と過去最低になりました。
一方、物価高騰などで営業に係る費用は過去最高となり経営状況が厳しくなっているということです。
老朽化している設備の更新や耐震工事を進める必要もあり、富山市は2027年度以降の水道料金の引き上げの検討を始めました。
審議会に参加した委員は…。
日本政策投資銀行富山事務所 田中悟史所長
「老朽化への投資だとか耐震化への投資だとか、投資と収益のバランスをどうみるか」
富山市社会福祉協議会 中村正美専務理事
「諸物価が高騰している中で(値上げ)する必要性を丁寧に分かりやすく説明していく必要がある」
審議会では財政計画や水道料金引き上げの規模について話し合い、来年5月には料金改定を富山市長に答申する予定です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。