相次ぐクマの出没と人身被害を受け、青森警察署が県などと合同で住宅街にクマが出没した際の安全を確保する訓練を行いました。

訓練は、人の生活圏でクマの出没が確認されたことや、6月にクマに襲われ死亡する事故があったことを受け、青森警察署が県や猟友会などと初めて合同で実施しました。

訓練は、市内の小学校の校庭に体長1.2mのクマ1頭が出没し、クマのそばに襲われたとみられる男性が倒れているという想定で行われました。

爆竹やパトカーのサイレンなどで音を出してクマを男性から引き離すと、その隙に男性を救出。

近隣住民の避難や安全を確認したあと、警察が猟友会にクマへの発砲を指示しました。

青森警察署生活安全課 佐藤正課長
「(参加期間が)自分たちの任務を理解しつつ対応していただけた点が良かった(クマが住宅地に出た場合)建物から出ない。なるべく近づかないことをお願いしたい」

県内では2024年、クマの出没が500件を超え、人身被害が4件発生しています。

このうち、6月には八甲田山中でクマに襲われ女性が死亡する事故が発生していて、青森警察署では万が一の際に今回の訓練内容を役立てたいとしています。

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