23日の青森県内は各地で厳しい暑さとなりました。2024年初となる「熱中症警戒アラート」が出され、県内23の観測地点のうち21地点で30℃を超える「真夏日」となりました。

23日の県内で最も暑くなった五所川原市。午前中から最高気温35.2℃の猛暑日となり、涼み処として開放されている市役所のホールには暑さから逃れる人の姿も―。

駐車場の整理を行う警備員は、熱中症に気を付けながら仕事に励みます。

駐車場の整理を行う警備員
「1時間ずつ中の仕事と外の仕事と交代でやっているので、中に入った時に水分補給している」
Q.外の仕事は大変?
「うん。きょうは日差しも強いので…」

本州付近に暖かく湿った空気が流れ込み、23日の県内は各地で午前中から気温が上昇し、五所川原のほか、六ヶ所では観測史上最高となる34.8℃、八戸で34.6℃など県内23の観測地点のうち20地点で30度以上の「真夏日」となりました。

河村庸市キャスター
「厳しい暑さとなっている県内。手元の温度計では34.8℃を示しています。そんな中、夏休み中の子どもたちは海で涼んで気持ち良さそうです」

青森市の海水浴場では、涼を求める市民が暑さを忘れて楽しんでいました。

海水浴客は
Q.海に入ってどうですか?

「気持ちいい」

「最初はお母さんが(海に)行こうって言って足だけ浸かろうと思ったけど、気持ちいいからそのまま全身浸かることにしました」

一方、県内では午後4時半までに6人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されました。

また、この暑さは部活動にも影響を及ぼしています。
青森市の北中学校は23日、全ての運動部の活動を中止しました。

青森市立北中学校 葛西富生校長(※「葛」の字の中は「ヒ」となっています)
「熱中症警戒アラートが出ていたということが一番(の理由)。子どもたちの安全面を第一に考えた決定です」

この暑さを受けて、県内は大気の状態が不安定となっていて、気象台は23日夜遅くにかけて大雨への注意・警戒を呼びかけています。

県内は24日も気温が高くなるとみられ、来週は天気の不安定な状態が続く見込みです。

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