夏の甲子園で京都勢68年ぶりの優勝を果たした京都国際。自身も高校球児だった京都府の西脇隆俊知事は23日の定例記者会見で、「9回と10回の満塁を乗り切ったシーンが興奮した」と話し、球児らを称賛しました。
そのいっぽう、同校に対しインターネット上で民族差別的な投稿があることに触れ、「特に悪質なものについて、法務局やプラットフォーム事業者に削除要請を行っている」と明らかにしました。
京都国際高校は1947年に京都朝鮮中学、1958年からの京都韓国学園が前身で、府によりますと、2021年の大会でも誹謗中傷のコメントが相次ぎ、13件の削除要請が行われていたということです。
府は、今月19日から調査を行い京都国際に対する4件の誹謗中傷コメントについて、ヘイトスピーチ解消法に基づいて、京都地方法務局とサイト運営者に対してそれぞれ削除要請を行ったということです。これまで少なくとも3件が削除されたということです。
西脇知事は会見で、民族差別的なコメントに対して「あってはならないこと。許されない行為だと思っている」などと話しました。
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