大阪警察本部の向山善浩本部長が約1年半の任期を終えて離任会見を行いました。

去年3月からの在任期間中の感想を記者から問われると、詐欺の被害金などの資金洗浄を請け負っていた「リバトン」グループ15人の逮捕を上げました。

さらに、バイナリーオプション取引を通じたSNS型投資詐欺グループ96人の逮捕など大型拠点の摘発に成功したことや、去年秋のG7貿易大臣サミット・阪神タイガース優勝の警備を大きな事故なく終えられたことなどを成果にあげました。

一方で、交通死亡事故が2年連続でワーストとなったことや、いまも行方不明になっている吉川友梨さん事件に大きな進展がなかったことなどを課題としてあげました。

その上で「来年は大阪・関西万博の諸対策も加わって大きな試練となりますが、大阪府警の実力をもってすれば必ずやこの試練を乗り越えられると信じています。各課題にバランスよく取り組んで府民の皆さんから深く信頼していただけるような成果を上げることを強く願っています」と締めくくりました。

後任の本部長には、福岡県警本部長の岩下剛氏が就任します。

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