次々と接近する台風や、南海トラフ巨大地震への備えとして注目される非常食。その非常食が驚異の進化を遂げていること、ご存知ですか?
■進化!災害時の“非常食” 5年保存の「おにぎり」
山内あゆキャスター:
非常食がどんどん進化しています。
【ラピタ もっちりつや炊きおにぎり(453円)】
・常温で5年保存
・水を使わず調理は一切不要
・開けてすぐそのまま食べられる
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
見た目は普通におにぎりですね。
五目おにぎりは、もち米っぽい柔らかさはありますが、それ以外は普通のおにぎりです。本当に5年もつんでしょうか?
塩分は少し濃いめで、保存に向いてるし被災しているとき欲しくなるような味です。紙皿もついているので便利ですね。
■25年持つかれーやケーキも 災害時の“非常食”が進化
山内キャスター:
【サバイバル®フーズ 小缶チキンカレー(2.5食分/3780円)】
・25年保存が可能
・調理後のカレーをフリーズドライ
→水分を極限まで除去し長期保存が可能に
缶を開けると、フリーズドライのカレーが入っています。そのまま食べてみるとスナック菓子のようです。水で溶いても美味しくいただけました。
【横浜ハイカラ チーズケーキ/ガトーショコラ(745円)】
・賞味期限 製造から2年
・パティシエ監修の本格的なケーキの缶詰め
災害に遭ったとき、つらくなってしまうことがあるので、それを意識して可愛らしいパッケージにしたということです。
■ご当地グルメを“非常食”に 災害時に食の楽しみを
山内キャスター:
東京・千代田区の日本百貨店しょくひんかんは、能登半島地震のあとに“おいしい備蓄食”コーナーを設置しました。
広報担当は「全国のご当地グルメの中から非常食として適したものを集めました」としています。非常食用に作られたものではありませんが、賞味期限が長いご当地グルメを非常食に…と提案しています。
【愛知 八丁みそを使用 味噌おでん(993円)】
・賞味期限 製造から1年
・調理方法 湯煎で5~7分
・みそだれがしみ込んだおでん6種
※価格は「日本百貨店しょくひんかん」の8月販売価格
日比キャスター:
温めて食べることもできますが、冷たいままでも、お酒のあてになりそうでした。食べごたえもあって、これがあるだけで心の安心にも繋がりますね。
【宮城 牛たんデミグラスソース煮込み(884円)】
・賞味期限 製造から3年
・調理方法 湯煎で約5分
・熟成された牛たんを厚切りにカット
※価格は「日本百貨店しょくひんかん」の8月販売価格
熟成された厚切り牛たんがゴロゴロ入っていて、食べごたえもあるご馳走でした。
南波雅俊キャスター:
何も災害が起きなければ、賞味期限5年の非常食を5年後に美味しく食べることができればフードロスにも繋がります。
【静岡 “静岡のB級グルメ” 富士宮やきそば(580円)】
・賞味期限 製造から3年
・調理方法 一切不要
・コシのあるもちもち蒸し麺
※価格は「日本百貨店しょくひんかん」の8月販売価格
缶に入っていて、開けるだけで食べられます。ダシ粉がかかっているので、お魚の香りがして美味しかったです。
日本百貨店しょくひんかん広報担当は「おいしい“ご当地グルメ”が揃っているので楽しみながら防災を身近に感じてほしい」としています。
日比キャスター:
もはや非常食は日常食ですね。いざというときの備えに、普段から探したり食べたりしたいですね。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
日本は戦国時代から「兵糧丸」という非常食を作っていましたが、当時から美味しさも追求していて、とても日本らしいですね。
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<プロフィール>
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師
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