静岡市役所・清水庁舎について難波喬司市長は8月23日、「住民の理解が得られれば、津波避難ビルの指定を解除する」と述べました。今後、住民説明会で、庁舎にいるときに地震が起きた際の対応についても話をするとしています。


静岡市役所の清水庁舎をめぐっては、静岡市が2024年4月、南海トラフ巨大地震が発生した場合、余震で建物が大破する危険性があるという解析結果を公表しました。


難波喬司市長は23日の定例会見で、8月27日に地元住民への説明会を開き、理解が得られれば、速やかに津波避難ビルの指定を解除すると述べました。


<静岡市 難波喬司市長>
「庁舎にいたときに地震が起きたらどうなるのかと不安に思っている方がいると思いますので。5階以上に避難誘導する、あるいは低層棟の3階以上に避難誘導するという計画を持っていますので、その辺りもしっかりとした説明をしたいと思っています」

難波喬司市長は、庁舎の補修や建て替えにかかる費用を算出し、庁舎の移転も視野に入れ、2024年度中に決定したいとしています。

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