全国的に米が不足していて、スーパーで購入制限を設けるなどの影響が出ています。一体なぜなのか、この状況はいつまで続くのか取材しました。
大分市で青果や生鮮食品などを販売するスーパー「カサキ」。店内にある米の販売コーナーは、空いたスペースが目立っていました。
カサキ食品チーフ 瀬形愛さん:
「1週間前に米の納品があったばかりなので、これでも品が揃っているほうですね。お盆明けから売り上げのスピードが増してきたように思います」
店では全国的に米が不足しているという口コミなどから消費者が急激に購入量を増やしているのではないかとみています。このため、一時的に購入制限を設け、在庫不足に対応しています。
この背景について、JA全農おおいたは、去年の収穫量が平年並みだったものの、7月にかけての大雨や猛暑の影響を受けた地域があり、流通量の減少などが背景にあると分析。現在の米不足は一時的なものではないかと話します。
JA全農おおいた米穀園芸部 馬場健太さん:
「在庫の状況や資材高騰による生産コストの増加により、米の店頭価格は値上げ傾向になっています」
「早期米をはじめとした令和6年産がもうじき店頭に並び始めるので、ある程度、在庫量も厚くなることが想定されています。過度に反応することなく、安心してお米を手に取ってほしいと思います」
JA全農おおいたは、今年の新米も安定した収穫を見込んでいるいうことで、消費者に冷静な対応を求めています。
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