立秋も過ぎ、暦の上では秋ですがまだまだ暑い日が続いています。
そんな暑さを吹き飛ばすのにおすすめなのが、川で楽しむアクティビティ「シャワークライミング」です。井丸貴拡キャスターが体験してきました。

水しぶきを浴びて川の流れに逆らいながら清流を突き進むシャワークライミング。

(井丸貴拡キャスター)
「水を全身で感じています 気持ちいい!」

この時期おすすめのウォーターアクティビティを岩手県内でも体験できるのが、花巻市大迫町です。

早池峰ダムの近く、稗貫川とその支流で2024年6月にシャワークライミング体験が始まりました。

(クラブフロッグス 島田守さん)
「早池峰山が近くにありますので水がきれい。連続して滝があったり、周りに木が生えてて雰囲気もいいので、癒しとスリルが両方味わえるすごくいい場所」

企画した奥州市と花巻市に拠点を構えるクラブ・フロッグス代表の島田守さんは、大学生の時にゴムボートで激流を下るラフティングなどの川遊びに強い魅力を感じたといいます。
その後、関東や四国でガイドの経験を積むと、8年前から県内でラフティングやサップなどさまざまなウォーターアクティビティの魅力を発信し続けています。


シャワークライミングは、ウエットスーツにライフジャケットを着て、ヘルメットをかぶり、専用の靴を履けば準備は完了。
上流を目指していざ出発です。

(井丸貴拡キャスター)
「冷たくて気持ちいい!行ってきます!」

早池峰山から流れ込む水は夏でも冷たく、照りつける日光は木々で遮られ、より一層涼しさを感じます。

所々急になる流れや、腰までつかるほどの深さの水、そして大小の岩を登りながら進んでいきます。

(井丸貴拡キャスター)
「コケもたくさん生えてて、増水が頻繁にある川だとコケが石に付かない。川が穏やかな証拠」

清流は透明度が高く、足元にはイワナが泳ぐ姿も…
島田さんは初心者でも楽しめるコースと話しますが、小さな滝がいくつもありスリルは満点です。

(島田守さん)
「登れるんですけど、安全のためロープを出して安全を確保します。登る時は前傾姿勢で…」
(井丸貴拡キャスター)
「前が全然見えないです」

水しぶきで視界が奪われるため、手探りで足場を見つけながら進みます。

(井丸貴拡キャスター)
「いけたー!」

滝を登り切った後は天然のプールで一休み。


およそ1時間ほどのシャワークライミング。
最後に待ち構えていたのはこれまでとは比べものにならない水流の滝です。
意を決して飛び込みます!
激しい流れに、垂直に近い岩壁。
これを乗り越えればゴールです。

(井丸貴拡キャスター)
「本当に滝の音、木のせせらぎの音しか聞こえない。自然しか周りにないので現代を忘れられるというか、普段と違った世界が広がっていました」

島田さんは、シャワークライミングを体験することで、水遊びの楽しさに加えて川との付き合い方を学んでほしいと話します。

(島田守さん)
「川の事故とか増えているせいもありますけど、子どもたちに行くな危ないからって世間的にそんな風潮があるんですけど、今大人に遊びに来てほしい。ちゃんと安全にやれば水に関する遊びは本当は楽しいんだよと。そうすれば子どもたちに伝えることができる」

川の流れに逆らい、ありのままの自然を全身で感じる花巻市大迫町のシャワークライミング体験。今シーズンは10月中旬まで楽しむことができます。

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