夏休み中の小中学生が22日、鹿児島地方裁判所で模擬裁判を体験しました。
(裁判官役)「先ほど検察官が読み上げた内容に間違いはありませんか」
(被告人役)「全く違います。私はそのようなことはしていません」
(裁判官役)「弁護人の意見は」
(弁護人役)「桃太郎さんが話した通りです。桃太郎さんは犯人ではありません。無罪を主張します」
法廷で裁判官の席に座るのは小中学生。弁護人も、検察官も子どもたちです。
この模擬裁判は、司法制度の仕組みや実際の裁判の進め方を知ってもらおうと、鹿児島地裁などが毎年開いているものです。
22日は小学6年生から中学3年生までの22人が参加し、現役の裁判官、検察官、弁護士のアドバイスを受けながら、それぞれの立場で実際の裁判の流れに沿った模擬裁判を体験しました。
(検察官役)「警察官が撮影した被告人と、金太郎さんが撮影した犯人の写真を比べると、桃太郎さんが犯人と服装が見える範囲でほとんど似ていた」
(弁護人役)「犯人と桃太郎さんの服装が似ていたのはたまたま。シンプルだから一般的によくみる服装で、それだけで犯人とは言えない」
(検察官役で参加した姶良市の小学6年)「ちょっと難しかったけど面白かった。将来の仕事にいかしていきたい」
模擬裁判は来年も開催する予定です。
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