大阪モノレールの延伸事業の完成が４年ほど遅れ、さらに予算も約６５０億円増額する見込みであることがわかりました。
伊丹空港と大阪府門真市を結んでいる「大阪モノレール」は、大阪府や民間会社が共同で、門真市駅から瓜生堂駅（仮称）の約９ｋｍを延伸して、２０２９年の開業を目指しています。
関係者によりますと、工事区間をボーリング調査した結果、想定を上回る軟弱な地盤であることが判明して工法を変更することになり、完成が４年程度遅れる見込みになったということです。
さらに、新駅の駅舎やレールの支柱などの建設費は国・大阪府・東大阪市などが負担することになっていて、これは約７８６億円とされていましたが、工法の変更や物価高騰の影響で約６５０億円増え、１４００億円あまりになる見通しだということです。
大阪府は近く延伸の遅れや予算の増加の詳細について公表することにしていますが、関係者からは「こんなずさんな延伸工事はあり得ない。費用も当初の２倍近くになっている」などと厳しい声が上がっています。
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