ことし6月、石垣島で弱って動けなくなっているところを保護された希少種の「ヨナグニカラスバト」が治療を受けて回復し、自然に帰されました。


環境省によりますと、このヨナグニカラスバトは、ことし6月石垣島の北部の県道で複数のカラスに襲われ、弱って動けなくなっているところを職員が発見し保護しました。


その後、島の動物病院で治療を受け回復したことから、今月保護された場所に近い「野底岳」の麓で自然に帰されました。

保護にあたった・古見用介自然保護官
「最初はカラスがカラスにいじめられているようだった。襲撃されているところをたまたま発見し保護して病院へ連れて行った状況なんですけども、無事に放鳥に至ることができて大変うれしく思っています」


ヨナグニカラスバトは国の天然記念物の「カラスバト」の亜種で希少種に定められていて、国内では先島諸島などに生息しており、絶滅危惧種に指定されています。

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