大規模な災害の被災地での捜索・救助を想定した訓練が青森県大鰐町で行われ、県内で初めて、捜索救助犬と県の防災ヘリコプター、それに消防が合同で訓練に参加しました。

訓練には、NPO法人の北東北捜索犬チーム、県防災航空隊、消防が参加し、捜索救助犬6頭とともに大規模な災害で陸路からアクセスができない被災地に空から入り、捜索・救助を行うという想定で行われました。

県の防災ヘリコプター「しらかみ」に捜索救助犬が乗り込んで訓練を行うのは、今回が初めてで救助犬が2頭ずつ乗り込み、被災現場に搬送されたあと捜索に向かう手順を確かめました。

弘前地区消防事務組合 中村康司消防長
「こうした訓練を積み重ねることで、災害時にお互いに顔の見える関係づくりが構築されていくと思うので、こうした積み重ねで災害に強い安心して暮らせるまちづくり・地域づくりにつながるものと信じている」

20日の訓練のように、防災ヘリコプターと捜索救助犬がタッグを組んで救助に赴く災害は、これまで県内では発生していませんが、万が一の事態に備えて関係機関では今後も訓練を重ねて連携を強化していくということです。

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