2023年の記録的な猛暑を受け、青森県八戸市では今年度から夏休み期間を従来より5日後にずらす対策をとっています。2024年に県内では「熱中症警戒アラート」は発表されていませんが、9月中旬までは例年より気温が高い日が多くなる見通しで、熱中症には引き続き注意が必要です。

20日午後1時過ぎの八戸市の蕪島海水浴場。子どもたちが波打ち際で水遊びに暮れています。

20日の八戸市の最高気温は27.4℃。
2023年の同じ日が32.1℃の真夏日だったのと比べれば、過ごしやすい日となりました。

親子
「長くなったのと同じなので楽しいですね。(宿題の進み具合)遅いかな」
「夏にしかできない体験とかもいっぱいあると思うので(8月が)長くなった分、色んな所に連れていけるかなと思います」

親子が「長くなった」と口にするのは8月の夏休みの期間です。八戸市は、熱中症対策の一環として夏休みの開始を2023年より5日後ろにずらしました。

期間は33日で変わりませんが、子どもたちの休みの過ごし方にも変化が生まれています。

男の子
「夏休みが早く始まると暑いので、夏休みが1週間遅く始まったのが普通に1週間始まるよりかは暑くないから、早く宿題終わったとしても、まだ休みあるから宿題しないでだらだらできる」

熱中症の危険性が極めて高い状況が予想される際に発表される「熱中症警戒アラート」は、2023年には16回出ましたが、2024年はまだ出ていません。

一方で気象庁によりますと、東北地方の太平洋側では、9月中旬までの気温が例年よりも高くなる見込みで熱中症には引き続き注意が必要です。

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