飯山市の23日の最高気温は5月下旬並みの23.8度。
菜の花が早くも見頃を迎え、春の味覚・山菜にも影響が出ています。


色鮮やかに咲き誇る菜の花。

およそ800万本が植えられている飯山市の菜の花公園も、あたり一面が黄色に包まれています。

4月上旬に開花し、現在7分咲きです。

飯山市から来た子ども:
「きれいだった。フワフワ」

長野市から:
「これだけ素晴らしい景色が見れて、来てよかったなと思っています」

中にはこの風景を絵におさめる人も。

神奈川から:
「20年近く毎年のように今の時期に来ているから、色が鮮やかで山とか千曲川が見えたり新鮮」

飯山市商工観光課 西澤宗一郎(にしざわ・そういちろう)さん:
「きれいですね今年も。ただ例年よりも、ちょっと早い印象は受けます」

市によりますと、4月に入って急激に気温が高くなったことから、例年より2週間ほど開花が早く、この週末の27日、28日が見頃だということです。

5月3日からの大型連休には恒例の「菜の花まつり」を控えている菜の花公園。

見頃を合わせるために2023年は花の頭を一度切る対策をとりましたが、今年は気温の変化が激しくて調整が難しいため、実施しないことにしました。

西澤さん:
「ある意味これが自然のままなので、それはそれであえて人の手を加えないで自然の風景を楽しんでいただければと思います」

この暖かな陽気の影響はこんなところにも。

飯山市の国道沿いにある「花の駅千曲川」の農産物直売所に並ぶのは、コゴミやノビルなどの山菜。

飯山市では4月第3週に、最高気温が29.3度を記録したこともあって、山菜の入荷量がここ1週間で増えました。

花の駅千曲川 川口公子(かわぐち・きみこ)さん:
「けっこう、どかんどかんと出てきていまして、今がみんな勢ぞろいしたところです」

また、山菜以外にも入荷のピークはまだ先だというアスパラガスも並び、さまざまな種類の農産物を楽しめます。

花の駅千曲川 川口公子さん:
「幸せなことだと思います」
「今しかないものがたくさんあるので、食べてもらいたいです」

まもなく始まる大型連休。

各地で春の風景や味覚を楽しめそうです。

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