大阪市住吉区で続いているハトやカラスへのエサやり問題で、市がエサやりの中止を命令する行政処分を出しました。
大阪市住吉区の住宅地では、10年以上前から一部の住民がハトやカラスに大量のエサをやり、フンや臭い、鳴き声などが問題となっていました。
大阪市はこうした事態を受けハトなどにエサをやったあとフンやエサの処理を義務付ける条例を制定。
さらに改正された動物愛護法に基づき、「指導」や「勧告」を行ってきましたが、今年に入ってもエサやりは続いていました。
そして4月17日、大阪市はさらなる措置が必要だとして、行政処分として最も重いエサやり中止の「命令」を出しました。命令に違反すれば、動物愛護法違反での「刑事告発」を行うとしていて、違反者には最大50万円の罰金が科せられる可能性があります。
市によりますと、ハトなどのエサやりに動物愛護法違反の罰則規定が適用されれば全国で初めてだということです。
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