こちらは人気番組「SASUKE」で活躍する山形県職員の多田竜也さんです。
今回多田さんは、ある大きな戦いに挑みました。
挑戦を続ける多田さんの思いを取材しました。
多田竜也さん「山形からでも、大きい舞台を目指せることに示しをつけたいというか、仕事しながら家族を持ちながら挑むという姿を見てもらいたい」
人気番組「SASUKE」で活躍する山形県職員の多田竜也さん。
爽やかな笑顔に、まるで忍者のような身のこなし。
これまで2度、ファイナルステージに進出し、SASUKEを代表する一人です。その多田さんが新たな舞台に挑みました。
多田竜也さん「日本代表として参加させていただきました」
4年後のロス・オリンピックで近代五種で行われる競技のひとつとして正式採用されたSASUKE。
世界中の注目を集めるなか今回、初めて開催されたのがSASUKE・ワールドカップ。史上初の団体戦で日本代表として参加したのです。
多田竜也さん「(出場が決まったときは)もう信じられない。SASUKEで出会った仲間たちと世界一を決める大会に出られることはすごく名誉なことだし、出られるだけでも夢が叶ったと思ったので、正直涙が出てきた」
そんな夢の舞台で戦った多田さんの普段の練習を見せてもらうと・・・
佐藤真優アナ「えぇ~!」
公園の大型遊具を自由自在に飛び回る多田さん。
普段は、理学療法士として県立病院で働いています。
欠かせないのは、仕事終わりのこのトレーニング。
佐藤真優アナ「まるでスパイダーマンみたいにシュシュと動いていて言葉がでませんでした。
多田さん「まさにその通りで、スパイダーマンみたいなふわっとした動きをイメージしてやっている。筋肉マッチョではないので体の動き、理学療法士なので知恵をしぼってやるのが僕のスタイルです」
工夫は、こんなものにも。
1センチほどの突起があるこの木の板。これを・・・
全身を支えるのは、わずかな突起をつかむ指先の力だけ。
難しい種目の対策に、何年もかかったんだそうです。
佐藤真優アナ「1ミリも上がる見込みがないです・・・」
私はもちろん、体の大きな男性スタッフも全くできなかったこの練習。多田さんの凄さが垣間見えました。
多田さんが初出場したのは、14歳のとき。幼い頃から憧れ続けた舞台で、活躍を続けています。
多田竜也さん「悔しい、嬉しい、いろんな経験とか色んな出会いをくれたもので、僕の人生の根幹を作ったものになった」
かけがえのない数々の出会い。何度も何度も挑み続けた夢の舞台。
多田竜也さん「家族がいるからいつもの自分に戻ってこれる。いつもの自分の力を出せる。僕のお守りは家族そのもの」
いま多田さんは世界を相手にする日本のトップ選手へ。
多田竜也さん「僕の最大の目標は、SASUKEの完全制覇とワールドカップでの優勝。山形からも大きい舞台、世界を目指せると、なにかきっかけ作りに貢献できたらいい。そういう活動を県内を中心にできたらいい」
山形から世界の大舞台を目指す多田竜也さん。
今後の活躍に目が離せません。
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