何者かと共謀し、息子を装って「現金を至急必要としている」などと言い、今年5月、長岡市に住む80代の女性から現金200万円を騙し取った疑いで特殊詐欺グループの構成員とみられる19歳の少年が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の少年(19)です。
警察によりますと少年は5月31日、複数の何者かと共謀し、長岡市に住む80代女性の自宅に息子を装って電話をかけました。
そして「現金を至急必要としていて、自分の代わりに行く“上司の弟”に現金を渡してほしい」などと嘘を言い、女性から現金200万円やキャッシュカード1枚などをだまし取った疑いがもたれています。
共犯者で現金200万円などを騙し取った男(28)は犯行当日、タクシー会社からの通報がきっかけで逮捕されていて、捜査の過程で少年の関与が浮上し。警察によりますと、少年は共犯者の男を特殊詐欺グループに勧誘した“リクルーター”とみられるということです。
警察は捜査に支障があるとして、少年の認否を明らかにしていませんが、少年が特殊詐欺グループでも複数の役割を担っていたことから、組織の実態解明や余罪について、さらに調べを進める方針です。

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