霧島連山の大浪池付近では19日夜、火山性地震が増加し、霧島市や湧水町で震度1の揺れを観測しました。
霧島連山の大浪池付近では19日午後8時ごろから火山性地震が増加しました。19日には大浪池付近を含む韓国岳周辺で141回の地震が発生し、この地震によって震度1の揺れを19日午後8時36分に霧島市横川町中ノと湧水町栗野で観測したほか、19日午後9時6分にも霧島市横川町中ノで観測しました。
気象台は、「この地震による火山活動や地殻変動の観測に特段の変化は認められない」としています。なお、大浪池付近を含む韓国岳周辺では今月8日に発生した日向灘での地震以降、火山性地震が増加しています。
火山性地震の回数は、今月1日から7日までの1週間はあわせて2回でしたが、日向灘で地震のあった今月8日には45回、9日は310回、10日は97回、11日は161回、12日は59回、13日は38回、14日は24回、15日は26回、16日は17回、17日は22回、18日24回、19日141回、20日は午前7時までに13回で、あわせて977回観測されています。
気象台は「8日の日向灘を震源地とする地震と火山性地震の増加の関連については不明」とし、「地震活動に伴う火山活動の変化は認められない」としています。
霧島山の新燃岳、御鉢、硫黄山、大幡池では、噴火警戒レベル1が継続中で、気象台は、「活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がある」として留意するよう呼びかけています。
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