「SDGs未来都市」に選定されている青森県弘前市が、持続可能なリンゴ産業の実現を目指した教育旅行のモニターツアーを行い、参加した中学生が地元の基幹産業の未来を考えました。

弘前市りんご公園で行われた「弘前市SDGs教育旅行プログラム」は、後継者不足などが課題のリンゴ産業の持続化を図るため、市がモニターツアーとして初めて実施しました。

19日は、市立第四中学校の3年生36人が参加し、市内のシードル工房の代表・高橋哲史さんが講師を務めました。

この中で高橋さんは、県産リンゴに対する需要の高さの一方で高齢化や担い手不足による放任園の増加などを説明し、生徒たちは地域の基幹産業とともに弘前市の未来を考えました。

参加した生徒は
「そこらへんの雑草だと思っていた草が、実はリンゴの栄養になることがすごくびっくりした」

「リンゴが身近にあって、なくなるのが嫌だなと思うので、これから周りの人や親戚にも現状を話して自分たちだけでも、できることをやっていきたい」

市では今後、「SDGs教育プログラム」を修学旅行生などを対象にした商品にしていきたいとしてます。

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