北方領土の元島民らが、対岸に国後島をのぞむ北海道東部の羅臼町沖で、船の上から洋上慰霊式を行いました。

 洋上慰霊は、ロシアのウクライナ侵攻などの影響で、北方墓参を含むビザなし訪問再開のメドがたたないため、2021年から実施されています。

19日は、北方領土の元島民ら約20人が羅臼港から船で日ロ中間ライン付近に向かい、故郷の国後島を目の前に先祖の霊に手を合わせました。

 元国後島民(86)
「やっぱり島に自由訪問できるような状態になればいいと思う」

 元国後島民(81)
「早く再開してくれればいいと思うが、なかなかロシア相手だから」

20日からは、根室港を発着の大規模な洋上慰霊も行われる予定です。

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