民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、新潟市で内装工事を手掛けていた『Type-One』が倒産したことが4月5日にわかりました。販売業績不振が原因とみられ、今後は任意整理にむけて弁護士に対応を一任しています。
負債総額は2020年6月期の時点で7414万円となっています。

2013年に設立された『Type-One』は、大手通信教育会社が全国で展開する英会話教室を開設する際の内装工事を請け負うなどしながら、2016年6月期には2億3213万円の売上高を計上していました。
しかし採算的には恵まれず、この時期に412万円の損益を計上して既に債務超過になっていました。2018年には一度黒字を計上したものの、市況低迷や他社との受注競争が激しさを増す中で減収基調は変わらず、2020年6月期には売上が6521万円に減少しています。

その後、新型コロナウイルス感染禍による影響が落ち着いてからも業況の好転材料に乏しく、赤字状態が続いたまま資金繰りも限界に達したものとみられ、今後の事業継続も困難と判断し、この度の倒産に至ったものとみられています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。