水槽内のワタゲクラゲを解説する高木嘉雄さん(鈴木里奈撮影)
高木さんは7月12日、地元の生き物に関するプログラムの準備のため放水路に向かった。一帯は淡水と海水が混じり、水の流れが穏やかな地点。プランクトンを採取しようと網を入れると、網目に透明のゼリー状の個体が詰まり「魚卵かな」と首をかしげた。 水槽に入れると小さな触手が見え、「クラゲだ」とピンときた。図鑑で調べても種類が分からず、クラゲ研究で知られる山形県鶴岡市の加茂水族館に協力を依頼。世界では長崎県で2例しか見つかっていないワタゲクラゲとわかった。◆生息分布は?「探して報告して」
放水路ではワタゲクラゲらしき個体が毎日数十~数百匹採取でき、「きっと今までも見過ごされてきたのだろう」と高木さん。区内での生息分布を知りたいと考えており、「子どもたちに探してみようと呼びかけ、見つかった場所を報告してもらえれば」と話した。江戸川放水路で見つかったワタゲクラゲ(鈴木里奈撮影)
ワタゲクラゲは、篠崎文化プラザ(都営新宿線篠崎駅そば)で31日まで開かれている企画展「小さないのちのワンダーランド」で見ることができる。子ども未来館でも今後、展示する予定。(鈴木里奈) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。