特殊詐欺事件で警視庁の捜査員に「プロの出し子」と呼ばれていた53歳の男が逮捕されました。

東京・足立区の職業不詳・小辻秀昇容疑者(53)は今年3月、仲間と共謀し、市役所の職員などを装って、埼玉県の70代の女性に「医療費の還付金を受け取れる」とウソの電話をかけ、現金およそ50万円を銀行口座に振り込ませたうえ、引き出して盗んだ疑いがもたれています。

警視庁によりますと、小辻容疑者が「出し子」として関与したとみられる特殊詐欺事件は、今年1月から4月の間に5つの都府県でおよそ20件、被害総額は3000万円にのぼるとみられていて、捜査員の間では“プロの出し子”と呼ばれていました。

この事件は、今月、広域にまたがる特殊詐欺事件を捜査するために発足した警視庁の「特殊詐欺連合捜査班」が別の自治体からの依頼を受けて連携して捜査したということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。