県労連や県高教組など富山県内の14団体でつくる市民団体「明るい富山県政をみんなでつくる会」が、今年10月の富山県知事選挙の立候補予定者を発表しました。

県知事選への立候補を表明したのは、滑川市出身で元上市町議の百塚怜氏、34歳です。

富山県知事選挙に立候補を表明 百塚怜氏:「新田知事の県民の感情に寄り添わないその姿勢に違和感を覚えて、元々、やはり私自身が福祉を底上げしていきたいという思いがありましたので、今回、候補者を模索していた‟明るい富山県政をみんなでつくる会”に自分から打診して立候補した次第です」

百塚氏は魚津高校を卒業後、金沢医療センター附属金沢看護学校を経て看護士として滑川病院に勤務。2021年に上市町の町議会議員に初当選。2023年の県議会議員選挙の中新川郡選挙区で立候補しましたが、自民党の現職2人に敗れて次点で落選。現在は、富山市の障害者専門デイサービス施設で非常勤看護士として勤務しています。また、骨形成不全症という難病を持つ5歳の息子の育てる父親でもあります。

富山県知事選挙に立候補を表明 百塚怜氏:「県民の生活の底上げ、物価高、それに対応していけるような政策を打ち出して、私自身は看護士であり障害児の父親ですので、福祉の底上げを重点的にしていきたいと考えています」

16日に「明るい富山県政をみんなでつくる会」と知事選に向けて協定を結んだ百塚氏。日本共産党富山県委員会が推薦を決めています。

富山県知事選挙に立候補を表明 百塚怜氏:「看護士を10年してきて、人の生と死をものすごくたくさん見つめてきた経緯がある。障害児の親でもあり、議員のときには生活困窮されている方の支援など行ってきました。本当に人の命を政治が守る、そして、若い世代の暮らし、ご高齢の方の暮らし、働く人たちの暮らし、すべての当事者として該当する部分があると思っているので、なかなか県知事選で、34歳という若い人間が出てくることはないと思うんですけど、現実のみなさんの生活に即した政策を打ち出していきたいと思います。頑張っていきたい」

知事選を巡っては現職の新田八朗富山県知事も立候補を表明しています。

富山県知事選挙は10月10日告示、10月27日投開票です。

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