非常に強い台風7号は、17日明け方にかけて、暴風域を伴って、非常に強い勢力で関東甲信地方や東北地方に接近する見込みで、山陰の交通機関にも影響が出ています。

松原佑基 記者
「鳥取県の米子空港です。台風による欠航の影響で、朝から対応カウンターにはお客さんが訪れています。」

山陰の各空港と羽田空港を結ぶ便は16日午後を中心に軒並み欠航となりました。

東京からの帰省客
「ギリギリこの便まで飛ぶっていう話で何とか帰ってこられました。明日多分がいな祭りですよね、それもなんかあるって聞いているので、その辺もちょっと楽しみかなというところです。」

もともと16日の午前中の便に搭乗予定でしたが、台風の影響を考慮して、念のため搭乗日を変更した人も。

所沢からの観光客
「18日の便に振り替えていただきました。楽しみがこれから増えたかなと思って、あと2日楽しもうと思っています。」

米子鬼太郎空港では、17日以降は平常通りの運航となる予定としています。 

一方、島根県松江市内のホテルでは。

松江ニューアーバンホテル・飯塚幸子フロントマネージャー
「やはり問い合わせも何件かございましたし、延泊出来ないかというお問い合わせも頂いておりますし、お帰りになれない方もいらっしゃったのかなと。」

家族連れからビジネス客まで幅広い利用客に利用されているこのホテルでは、お盆の3日間は稼働率100%で首都圏からの来客もあり、台風で延泊の問い合わせがあったほか、交通機関の運休で行けないなどのキャンセルを心配していましたが、
今の所、大きな影響は出ていないといいます。

松江ニューアーバンホテル・飯塚幸子フロントマネージャー
「お子様連れもそうですし、それから年配の方も、やっぱりお墓参りでいらっしゃった方も多くご利用頂きました。週末を避けて平日にいらっしゃる方も増えて来たので、コンスタントにこういった2人以上のお部屋も使って頂けるような、そういう形になってます。」

混雑する休日を避ける人が増えるなど、旅の形態も変わっていて、家族連れや小グループ向きの部屋を増やしていたのも成功し、宍道湖を一望する部屋などが人気となっているということで、ホテルでは台風の影響が長引かないよう願っています。

安松裕一 記者
「鳥取砂丘はきょうもご覧のように多くの観光客でにぎわっています」

鳥取県を代表する観光地・鳥取砂丘。
最大9連休となる今年のお盆休みでは、天候にも恵まれ、連日多くの観光客や帰省客でごった返しています。

中には、台風の進路を見て旅の行き先を鳥取に変更したという人も。

大阪から
「関東の方に行くかと最初話をしてたんですけど、台風の予報見てから変えようといって、そこからバタバタで決めました」

一方、関東地方から訪れている人は、帰りの交通機関の影響などを心配していました。

東京から
「わたし勤め先が東京で、あした帰ろうとしているんですけど。新幹線で帰る予定なんですけど、予定通り動いてくれたらいいなと思っています」

神奈川から
「きのう来てあした帰る予定。ちょっと心配ですね。ニュースはこまめに見てます」

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