夏の全国高校野球は大会7日目の13日、長野代表の長野日大高校が、青森代表の青森山田高校と対戦しました。
15年ぶりの夏の甲子園に地元からも熱いエールが送られました。

第1試合に登場した長野日大。

春の選抜ベスト8の強豪、青森山田との初戦です。

長野市の長野日大高校でもパブリックビューイングが開かれ、OBや在校生などおよそ170人が集まって、選手たちにエールを送りました。

卒業生男性:
「青森山田と対戦ということで、強豪校というところもあるけど、全力で戦ってきてほしいと思います」

試合が動いたのは3回。

ヒットとエラーで満塁のピンチを招くと、ライト前に弾き返され、長野大会を無失点で勝ち上がったエースの山田がこの夏、初失点を喫します。

この回さらに2点を追加され、ピッチャーが中島に交代。

しかし、青森山田の猛攻は止まらず、4回には、ソロホームランを打たれ、0対5と点差を開けられます。

長野日大は、最速150キロに迫る青森山田のエースを攻略することができません。

それでも、アルプススタンドからは、選手たちを奮い立たせる大きな声援が送られます。

ただ1人の応援団員で団長の1年生・塩入叶翔(しおいり・かなと)さん。

塩入さん:
「松橋監督が日本一のアルプススタンドにしようと言っていたので、応援団としてもその夢、叶えたいと思います」

前日の取材にこのように話していた塩入さんをはじめ、応戦席が一丸となって選手たちを後押しします。

その後も追加点を許し、0対9で迎えた7回ウラ。

長野日大はこの試合初めて先頭バッターが塁に出ます。

2アウトランナー2塁、1塁でバッターは代打・松本。

起用に応えるライトへのタイムリーヒットで1点を返します。

「ワー」


パブリックビューイング会場もこの日一番の盛り上がり!

しかし、長野日大の反撃はここまで。

1対9で敗れました。

3年生:
「率直に悔しい気持ちでいっぱいなんですけど、甲子園に連れて行ってくれたことだけですごいことで、これからの野球部の活躍を期待しています」

卒業生男性:
「自分が卒業した学校の生徒たちが、こうして活躍しているのを見るのは気持ちがいいものですよね」

卒業生女性:
「甲子園の舞台まで連れて行ってくれて本当にありがとうという感じで、お疲れ様でした」

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