13日は盆の入り、お盆休みで連休を過ごされている方も多いかと思います。ただ、東北地方を横断している台風の影響で青森県内は例年とは異なるお盆休みの様子が見られています。

12日朝のJR八戸駅。帰省客のなかには、台風の進路を見ながら新幹線のダイヤが乱れていないうちに八戸を離れる人もいました。

帰省客は
「もう少し遅く帰る予定でしたが、電車が停まったら嫌なので早めに帰ります」

「朝から新幹線が動いているか確認して、なんとか帰れそうなので大丈夫」

今回の台風は、お盆期間中の観光への影響が懸念されています。

八戸市の館鼻岸壁にある飲食店「漁港ストア」はいつもの年であれば、お盆期間中は通常の2倍以上の売り上げがある「かき入れ時」のため、不安は隠せません。

漁港ストア 後藤隆貴次長
「あしたも臨時の館鼻岸壁朝市が開催される予定で、その来客を見込むなかの台風なので、先行きが思いやられます」

また、墓参りにも例年とは違った光景が見られました。

青森市の月見野霊園では、13日の盆の入りを前に、傘をさして墓参りをする市民の姿がありました。

月見野霊園の管理事務所によりますと、台風の影響を考慮してか、11日や12日に墓参りをする人の数が例年より増えているといいます。

訪れた人たちは、雨や風の影響で線香に火をつけるのに苦労しながらも、家族で手を合わせて故人を偲んでいました。

墓参りに訪れた人は
「台風の状況とかを見てきょうに。朝までは迷ったんですけど、決行することにしました」

墓参りに訪れた人は
「あまり強くひどい状態にならないといい。三八の(雨が)強いみたいで。(帰省する)孫の親が三八にいるので」

異例の進路をたどる台風5号の影響を受け、各地で大雨に警戒しながらのお盆休みとなっています。

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