アメリカ軍嘉手納基地で今月に入り複数の機種の外来戦闘機による飛行訓練が連日行われ、騒音被害の拡大が懸念されています。

嘉手納基地では老朽化したF-15の退役にともない、本来嘉手納基地所属ではない外来戦闘機の暫定配備が、おととしの11月から進められていて、先月末にはF-22戦闘機が合わせて12機、また今月に入ってからはF-16戦闘機が合わせて12機飛来しました。

これらの機体は連日嘉手納基地上空などで飛行訓練を繰り返していて、今月17日も爆音を響かせながら滑走路から次々と離陸するのが確認されました。

今月1日の午前には滑走路から600メートル以上離れた嘉手納町屋良地区で102.4デシベルの爆音が測定されるなど周辺での騒音被害が悪化しています。

このほか、外来機のF-22戦闘機は今月11日、着陸後にエンジンを停止して車両で牽引されていた際、誘導路上で機首側の車軸が折れ、機首が地面に接地して立ち往生するトラブルも起こしています。

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