千曲市の自宅に男性の遺体を放置した疑いで逮捕された男が、「遺体は弟」だと供述していることが新たにわかりました。

死体遺棄の疑いで逮捕され、21日、身柄を検察庁に送られたのは、千曲市上徳間(かみとくま)の無職・白井一秋(しらい・かずあき)容疑者57歳です。

警察によりますと、白井容疑者は2023年4月から4月16日までの間に、同居していた50代の弟とみられる男性の遺体を自宅に放置した疑いが持たれています。

弟と連絡が取れないとの自治体から通報を受けた警察が住宅を調べたところ、4月16日に男性の遺体が見つかりました。

この時、白井容疑者は自宅にいなかったといいます。

3日後の19日、警察が自宅では無い場所にいる白井容疑者を発見し、逮捕したということです。

捜査関係者によりますと、遺体は部屋の中に放置された状態で見つかり、隠されたような形跡はなかったということです。

また、目立った外傷などはありませんでしたが、一部が白骨化していました。

近所の人によりますと、この家には白井容疑者と弟の2人が暮らしていたといいます。

近くの住民:
「(弟は)たしか杖をついているのを見たような」

近くの住民:
「弟さんはそこ(畑)で野菜なんか採っていれば、おはようございますってごみ抱いてそっちの裏に出すことあるけど、しばらく見ない」
弟はいつから見ていない?
「去年の夏ごろから」

白井容疑者は調べに対し、遺棄したことを認めていて、捜査関係者によりますと、「遺体は弟」だと供述しているということです。

警察は動機や、弟とみられる男性が亡くなった原因を調べています。

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