青森県内は各地で春真っ盛り。桜一色に染まっています。中でも多くの観光客を魅了しているのが弘前公園です。園内のサクラは刻一刻と、その表情を変え、そして散り際の美しさをも見せ始めています。

明かりに照らされ満開のソメイヨシノの輪郭が浮かび上がります。薄紅の色合いが際立った幻想的な世界が夜の園内に広がり、多くの人がその景色にシャッターを切ります。

白川舞アナウンサー
「日中とはまた違った表情の夜桜。その姿を写真に収めようと多くの人が並んでいます」

100人以上が並んだのは、人気の撮影スポット『春陽橋』です。お目当ては、堀の水面がサクラを鏡のように映し出す「逆さ桜」。風が弱く波が立たないことが出現の条件です。

サクラが頭上を覆う人気スポットの「桜のトンネル」にも多くの人が―。

訪れた人は
「いままで来た中で一番きれいです。(今年は)いっぱい咲いてて、すごくきれいだなと思いました」

「桜のトンネルが最高にいいね」

サクラのライトアップは、まつりの期間中の5月5日まで、午後10時まで行われます。

―そして、まつりは11日目になり、満開のサクラはその短い花の季節を終えようとしています。散り際だからこそ見られる風景が外堀で広がり始めました。花吹雪と「花筏(はないかだ)」です。

見頃になると堀がサクラの花びらで埋め尽くされることから“サクラの絨毯”とも呼ばれる、この光景に観光客もうっとりです。

訪れた人は
「サクラが咲いているのもきれいですが、散ってこういう風に、まだまだきれいに見られるのはとっても幸せです」

「上のサクラと枝のサクラと丁度コントラストがよくて。しかもきょう天気が良いので青い空とですごく写真がきれいに映えました」

市の公園緑地課によりますと、花筏は今週25日ごろまで見ごろが続くということです。

※弘前公園のサクラはリンクからご覧いただけます。

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