男子は惜しくも3位決定戦に敗れましたが、女子は決勝進出とパリオリンピックで活躍を見せる卓球・日本代表。


8日の男子団体準決勝、スウェーデン戦は敗れはしたものの、最終第5試合までもつれる大激闘だった。

試合を見ていると、ふと素朴な疑問が。選手の行動についてである。
得点の後に、卓球台をなでているように見える。

気になったので、過去に取材した高校生の卓球の試合も確認してみると…。
得点後、ゲームの一瞬の切れ目に台をぺたり。

この選手もぺたり。

ほこりを払ってる?
次の攻撃のおまじない?
疑問を解消すべく、話を聞いたのはこの人。

日本代表、戸上隼輔選手を高校時代に指導した、全国屈指の名門、山口県の野田学園高校卓球部、橋津文彦監督。

その理由とは…。

橋田監督
「手汗を拭くため」。

…??

なぜ、吸水性の悪そうな卓球台でわざわざ手汗を?

橋津監督によると、「タオルで拭けばいいが、試合中にタオルを使えるのが、両選手の総得点が6の倍数になったときだけ」

ユニフォームで拭けばいいのでは?

橋津監督
「ユニフォームは汗でぬれていることも多いので逆に手がぬれてしまう」
台は乾燥しているので意外と乾くのだそう。

卓球は繊細な競技。
手汗をかいたままラケットを握ると微妙に感覚が変わるそうだ。

オリンピックに限らず、小中高校生もみんな「台で手を拭く」。
橋津監督自身もやっていたそう。
卓球の経験がある人には当たり前だったかもしれないが、思わぬ「あるある」を知れて少しうれしい気がした。

女子はいよいよ決勝戦へ。
「手に汗握る」緊張感のある試合が始まる。念願の金メダル獲得の瞬間を見届けたい。

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