8日の地震では、宮崎県に一時、津波注意報が発表され、各地で津波が観測されました。
また、夏休みのお盆前の時期とも重なり、宮崎空港では、一時混乱も見られました。
8日午後4時43分ごろ発生した地震。
宮崎県に、一時、津波注意報が発表され、宮崎港では50センチの津波、日南市油津では40センチの津波を観測しました。
震度6弱の揺れを観測した日南市では
(三輪洋平カメラマン)
「標高が26.7メートルある日南市の吾田小学校です。数名が避難をしてきている様子がみえます」
避難所になっている日南市の吾田小学校には、自宅から避難してきた市民の姿が・・・
(避難した人)
「めっちゃ揺れましたね。家の家具だったり、全部落ちてきて、玄関前も靴とか散乱して、すぐには逃げられない状態でした」
また、震度5弱を観測した宮崎市でも・・・
(三浦功将記者)
「建物の関係者と思われる方々が、おそらくいったん避難のために建物の外に出てきたと思われます。かなり大人数の市民が外に出てきています」
宮崎市のカリーノ宮崎付近では、建物の外に避難する多くの人の姿が見られました。
(避難した人)
「初めてこんなに大きな揺れ体験したので怖い気持ちがありました」
「荷物とか落ちてきたりするくらい揺れてました」
また、JR宮崎駅付近では、列車に乗っていたと思われる人が列車を降り、線路内を歩いて避難する様子も見られました。
一方、宮崎空港では・・・
(田山地笑美ディレクター)
「こちら宮崎空港です。地震の影響を受け、運行を見合わせておりましたが、先ほど案内が再開され、列には多くの人が並んでいます」
8日午後6時半すぎの宮崎空港。
欠航により、乗れなかった搭乗客が、航空各社のカウンター前に長い列を作っていました。
また、空港内の飲食店では料理のサンプルが棚から落ち、バラバラになっています。
地震発生時の様子を聞いてみると・・・
(空港にいた人)
「空港の3階の飲食店で食事をしていました。(Q.当時の様子は?) 阪神淡路大震災を経験しているが同じような感じ」
「青島の温泉でゆっくりしていたが、そろそろ飛行機の時間だから(空港に)行こうかなというときに揺れた感じでした、その施設には我々しかいなかったが、音を立てながら揺れていて」
「地面が割れるんじゃないかってくらい揺れがすごくて」
(子ども)
「めっちゃ怖かった」
(父親)
「(Q.帰る予定としては?)明日。30分くらい(待っている)。最初からいうとかなり前から並んでいるので、2時間くらいですかね」
宮崎空港では地震により配水管がずれ、数か所で漏水被害が発生しました。
(JNN取材団 喜入友浩記者)
「宮崎空港では、空港で一夜を明かす方のために毛布であったり、食料・飲料などが提供されています」
8日夜は空港内のスペースが開放され、飛行機が欠航になり振替できなかった人が椅子に横になって、夜を明かす姿が見られました。
(空港内で滞在する人)
「どうしようかなというか、こういうところで寝たこともないですし、高速バスも止まっていたりとかで、明日の昼まで帰れそうにないので、とりあえず、なるべく早めに家に帰れたらいいなという感じですね」
一夜明け、航空各社のカウンターにはチケットを求める人や手荷物を預ける人の長い列ができ、スタッフが対応に追われていました。
(仙台に行く男性)
「帰省です。飛ぶか不安でしたが、飛んでなによりです」
(沖縄に行く女の子)
「おばあちゃんに空いに行きます。(Q.地震大丈夫だった?)怖かった」
(母親)
「(娘が)1人でいくので、大丈夫かなっていう心配と、夜中も余震があったので、心配です」
地震の影響を受けた宮崎空港ですが、夏休み期間ということもあり、宮崎に訪れる帰省客でも混雑しました。
(JNN取材団 浅上旺太郎記者)
「8時過ぎの宮崎空港です。お盆直前ということもあり、空港にはスーツケースを引いた家族連れなどで混雑しています」
(京都から来た親子連れ・母親)
「おじいちゃんとおばあちゃんがこっちにいるので、帰省で。電話して大丈夫ってことでよかったです」
(京都から来た親子連れ・娘)
「海で遊びたいけど、津波とか来そうだから」
(先に宮崎に帰省していた母が息子を迎えて)
「息子が来れないかと思って心配していたが、来れてよかった」
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