今回の地震について、京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教に聞きます。

Q.8日夕方の地震はどのような特徴があるのでしょうか。

(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
地震自体は、プレート境界地震という沈み込んで跳ね上がるタイプの地震です。
日向灘と書いてありますが、宮崎市の沖合では1931年、61年、96年は2回ありますが、2024年と、大体30年間隔ぐらいでマグニチュード7前後の地震が繰り返し発生してきている場所となっています。


定期的に発生しているということなのですが、きのうの地震も、そういう意味ではそのサイクルの中でタイミングが来て地震が起こった、特別変なことが起こったわけではないというふうに理解いただければ良いと思います。

Q.今回の震源地の日向灘は、地震の巣とも言われていますが、今回の地震はどのようなメカニズムで起きたのでしょうか?


(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
プレート境界地震というメカニズムで、南海トラフ沿いも含めて、九州とか陸側に対して、海の方からプレートが沈み込んできているわけで、その境目で地震が起こっているメカニズムです。
沈み込んでいくプレートとその上側のプレートの間で、ずれが生じるということです。南海トラフ地震と同じメカニズムというふうに思っていただければよいと思います。


Q.震度6弱以降も宮崎県内では地震が発生しています。これは余震と考えて良いですか?

(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
基本的には大きい地震が起こったら、余震は続きます。
う熊本地震を思い出していただきたいのですが、地震があった後、2日、3日後に大きな地震がまだドンと来ています。
今回は地震が起こってからまだ1日ですので、まだしばらく注意が必要いうことになります。

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