和歌山県白浜町では、8月8日に気象庁が南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表したことを受け、白良浜海水浴場など4か所について、1週間程度、閉鎖することを決めました。

 9日、海水浴場にライフセーバーはいませんが、海水浴客の姿は多く見られました。

 「特別今からすごく気を付けるかといっても、今までと変わらない生活かなと思います」
 「気を付けて、逃げられるように場所をハザードマップとかで調べて」

 白浜町を代表する観光地・千畳敷も立ち入り禁止に。さらに、10日に開催予定だった地元の花火大会も中止が決定しています。

 「旅館むさし」では9日朝から電話が相次ぎ、宿泊予約のキャンセルが約30件にも上ったといいます。

 (旅館むさし 女将・沼田弘美さん※観光協会副会長)「(客が)『海に行きたいんですけど』とフロントスタッフにたずねられ、『白良浜の海水浴場は閉鎖になっています』ということを伝えましたら『ここにきた意味がないじゃないか』と、家族連れのお客さまがおっしゃっていました。それを楽しみにきたお客さまには非常に申し訳ないなと思います」

 一方、徳島市によりますと、11日から市内で始まる「阿波おどり」は予定どおり行われるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。