8月8日に宮崎県で発生した最大震度6弱の地震。けが人は9日午後3時45分時点で14人となっています。8日、気象庁は南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意を初めて発表しました。

 (南海トラフ地震評価検討会 平田直会長)「普段よりも数倍、地震が発生する可能性が高くなったという評価になりました」

 震度6弱を観測した宮崎県日南市。市内では石灯籠が崩れ、道もひび割れています。鹿児島県では崖が幅約30m、高さ50mにわたって崩れました。9日、被災地では倒壊した建物の撤去作業も始まっています。

 MBSの取材班は宮崎県日南市に向かいました。

 (MBS中野広大アナウンサー)「商店街の一角にあるこちらのお店では、看板がまるごと地面に落ちて横たわっています。ものすごい衝撃があったと思われます。頭上注意の張り紙も貼られています」
 (中野アナ)「商店街を抜けたところです。建物の屋根瓦が崩れて地面に落ちています」

 市の施設「日南市生涯学習センターまなびピア」を訪れてみると…

 (中野アナ)「地震の影響でしょうか、建物の外では地面が隆起していまして、タイルも大きく崩れている様子が確認できます」

 施設内では、地震で停止したエレベーターを作業員が点検作業をしていました。

 住民に話を聞きました。

 (地元住民)「家の中でテレビを見ていたら、柱が横にバーッと長く揺れて。いや、なにこれって。93歳になりますが、初めてです、こんなひどい地震は」
 (中野アナ)「地震の後、周りの状況を確認しましたか?」
 (地元住民)「とりあえず、うちの何軒か周りをまわりました。そのときの写真です。外壁が壊れてきています」
 (中野アナ)「レンガが崩れてしまって、道がふさがれていますね」

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