普段お父さん、お母さんが働くオフィスが1日限定で子どもたちの遊び場に変身!
社員に家族との絆を深めてもらおうという北上市の企業の取り組みを紹介します。

こちらは、土木工事やIT事業を手がける北上市の企業、小田島組のオフィスです。
8月3日、休日の会社に大人から子どもまで60人近い人が集まりました。
全員が小田島組やその関連会社で働く社員や役員とその家族です。
こちらの企業では毎年、社員の子どもたちの夏休みに合わせて、オフィスを1日限定の遊び場として開放するイベントを開いています。
その名も「キッズフェスティバル」。

(小田島組 小田島直樹社長)
「お父さんお母さんがどんな環境で働いているかを見せたくて始めた。社員同士の絆、お互いのコミュニケーションも取れていると感じる」

関連会社の代表を務める佐々木雅之さんと息子の胡太郎君、娘の莉乃ちゃんもこの日を楽しみにしていました。

(佐々木雅之さん)
「(職場は)普段なかなか来ることができない場所。いい機会だと思う」
(故太郎くん)
「いろいろな人の仕事も見れたりする」
(莉乃ちゃん)
「(緊張と楽しみどっちが大きい?)緊張」

イベントでは、子どもたちに親の仕事を知ってもらおうと、会社での様子を紹介する映像が用意されました。


お父さん、お母さんの職場で楽しい時間を過ごした子どもたち。
イベントの最後には家族への感謝の手紙を書きました。
佐々木さんの子どもたちはどんな手紙を書いたのでしょうか。

(故太郎くん)
「『パパへ いつも社長としてがんばってくれてありがとう』って書きました。お父さんがいつもどういう風に働いているかを見れた。大人になっても生かしたい」
(莉乃ちゃん)
「パパへいつも遊んでくれてありがとう。これからもいっぱいあそぼうね、りのより」


(佐々木雅之さん)
「仕事が辛いときもある。ふと読み返してがんばるモチベーションになる」

イベントは、それぞれ家族が絆を深める貴重な機会となったようです。

(参加した家族は)
「いつもパパの会社に行きたいと言っているので、今日はいっぱい見られてよかった」
「いつも一緒にいられないけど、お父さんが帰ってくるときすごく楽しみです」

社員のモチベーションの向上にもつながっているというキッズフェスティバル。
小田島組は今後もこの取り組みを続けていくことにしています。

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