山口県上関町で立地可能性調査が進む使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、必要性などを訴える専門家の講演が4日ありました。

講演会は、原発や中間貯蔵施設に賛成の立場をとる上関町の団体が開いたもので、主催者発表で220人が参加しました。

講師は、元経済産業省の官僚で、政策アナリストの石川和男さんです。

石川和男さん
「原子燃料サイクルという、日本のエネルギー政策の根幹・中心ですからね。(原発と中間貯蔵施設の)これの2か所の部分について、みなさんはもうすでに足を踏み入れてもらっているということですので」

原発から出た使用済み核燃料の貯蔵割合がおよそ8割です。

貯蔵能力拡大が求められる中、中間貯蔵施設の必要性について説明しました。

また「中間貯蔵は、再処理前の一時的保管」で、「最終処分は、再処理後の高レベル放射性廃棄物いわゆる”核のゴミ”の処分」と、懸念される両者の違いなども説明しました。

主催者は、今後も理解促進に向けて講演を開きたいとしています。

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