知事のパワハラ疑惑に揺れる兵庫県で、今年度の職員採用試験のうち、一般事務職の筆記試験を辞退した人の割合が4割に上ったことがわかりました。

 県によりますと、今年4月から5月にかけて募集した今年度の職員採用試験には、一般事務職60人の採用枠に対し、639人の応募がありました。

 しかし、6月に行われた筆記試験を受験したのは377人にとどまり、辞退率は約41%に上りました。この数字は過去4年に比べ、5~10ポイント程度高いということです。

 筆記試験の日(6月16日)は、斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑を調査する百条委員会の設置が県議会で可決された日の3日後でした。県では、知事の側近4人のうち3人が辞職や病欠となるなど、異例の事態となっています。

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