環境省の入る合同庁舎=東京・霞が関で

 東京都・多摩地域の水道水源の井戸が発がん性の疑いがある有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)で汚染されている問題で、医療団体などが都に求めた住民の血液検査について、伊藤信太郎環境相は2日の閣議後会見で、国としての支援策を問われ「費用の助成などをする考えはない」と述べた。  伊藤環境相は「現時点ではどの程度の血中濃度でどのような健康影響が生じるか明らかになっておらず、血液検査での健康把握は困難」と説明。健康把握の方法は「(特定健診などの)既存統計の活用が望ましい」と語った。(松島京太) 

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