石川県七尾市で、地震で出た災害廃棄物を受け入れていた仮置き場が、予定の時刻よりも早く受け付けを終了し、住民から批判が相次いだ問題で、茶谷義隆市長は、現場の職員との情報共有が不十分だったとして、対応を陳謝しました。
七尾市・茶谷義隆市長「不適切な対応によって、市民の方に不快な思いやご迷惑をかけましたこと、誠に申し訳ございませんでした」
粗大ゴミやガラスなどを含む災害廃棄物について、市は石崎町の能登香島駐車場に仮置き場を設置し、その後、利用者の減少などを理由に7月30日に閉鎖することを決めました。
ところが、最終日は家財などを持ち込む住民らで周辺の道路が渋滞し、市は、予定していた時刻より1時間早く受け付けを終了しました。これにより、家財などを持ち込めなかった住民から不満の声が相次いでいました。
2日開いた会見で茶谷市長は、この問題について陳謝しました。
七尾市・茶谷義隆市長「仮置き場の処理能力を超える可能性があるとわかり、早期に現場の判断で受付を終えた。本来なら担当の上司の連絡から判断を仰ぐべきところであったが、現場判断になってしまった」
茶谷市長は、「最終日には混雑が予想されることを想定できたにも関わらず、終了時間を前倒しした市の対応は不適切であった」とした上で、5日と6日の2日間、同じ場所に仮置き場を臨時で開設すると明らかにしました。
受け付け時間は午前9時から午後3時までで、列に並ぶ住民らに混雑状況を事前に説明するほか、市のホームページなどでも情報を発信するということです。
このほか、七尾市吉田町の「ななかリサイクルセンター」でも、市役所1階の環境課で申請を行えば、1日20台まで無料で搬入することができます。
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